あなたが初めて買った“ラジカセ”、どんなラジカセでしたか?
あなたが初めてラジカセを手にしたのはいつのことですか?
私は中学生の頃、1980年代です。
それまではおもちゃやマンガ本しか買ったことがなかった
私でしたが、それ以外のものを、本格的にお小遣いを貯金して
買ったわけですが、なんだかちょっと大人になった気分でした。
初めて買ったものって、やっぱり今でも忘れられない、
当時のワクワク感を思い出す、懐かしい・・・、
あなたもそんな思いではないですか?
私はその当時の定価で確か、
34800円したラジカセを買いました。
CDというものがまだ世の中に存在していない時代でした。
私が買ったのは、松下電器(National)のザ・サードミニ。
サザンオールスターズの桑田圭祐が当時テレビコマーシャルに
起用されていました。
私がザ・サードミニ(RX-C50)を買ったわけは、
別にサザンオールスターズに魅了されたわけでも何でもありません。
小さくて、持ち運びが良くて、それでいて、“オーディオ感”のある、
そんなラジカセが欲しかったからです。
ザ・サードミニというラジカセは、本体からスピーカーが着脱でき、
ミニステレオ的なスピーカー配置を愉しむことができるのが大きな
特徴で、そこに私も惹かれていました。
だから、買おうと決心した時には、必死でお小遣いを貯めました。
また、本体後ろにはステレオアンプさながらに、LINE-IN端子、
LINE-OUT端子が同軸端子で装備されていました。
レコードプレーヤーを接続して楽しむことも、
カセットデッキとして別のアンプに接続することもできる、
当時としては高い拡張性も魅力的でした。
私はこのラジカセをとても気に入り、毎日のように好きなFM番組を
Air Checkしたり、Checkしたそのテープを聞いたりしていました。
その何年か後、世の中にCDプレーヤーが出現しました。
私は当時SONYでしか売っていなかったCDプレーヤーを
単品で購入、このラジカセに接続してCDを聞いていました。
本当に重宝しました。そして、好きでした。
その後残念ながら、アンプのツマミ部分が悪くなり、音が割れたり、
ノイズが入るようになり、最後は動かなくなってしまいましたが・・・。
あの頃を思い出すと、純粋で懐かしい気持ちがよみがえります。